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知床半島と根室半島の中間に位置する野付半島は、オホーツク海に突き出た釣針状の延長
28kmに及ぶ日本最大の砂嘴(さし)です。
野付とはアイヌ語であごの意味で、半島の先端が陸地側に向かって大きく湾曲しているのが「人のあご」に似ている
ところから名付けられています。この半島の形状は潮流によって運ばれた砂嘴が長い歳月に亘って堆積したもので
所々湾内にもいくつかの岬を形成させています。
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また、野付半島の周辺は潮流が早く海底が起伏に富み、沖は大変重要な漁場となっております。
トドワラ・ナラワラの特異な景観や水と緑と野生鳥獣に象徴される風景は多くの観光客を魅了し、1962年12月に野付
風連道立自然公園に指定されました。
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野付半島の付根から先端まで28kmをほぼ一直線に
結ぶ道をフラワーロードと呼びます。
その名の通り道路のわきでは5月下旬頃から10月
まで色鮮やかな花々が次々に咲く事で有名です。
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冬のナラワラ |
フラワーロードのほぼ中間にあるのがナラワラ。
ここでは海水で浸食され風化したミズナラの木々が
立ち枯れたまま林をつくっています。
ナラワラでは幻想的な風景を楽しむ事ができます。 |
トドワラ
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野付半島にはかつて森林が広がっていたとされて
いますが、地盤の沈降により森林の枯化が進み、
トドワラができたと言われています。
トドワラでは、海水に浸食され風化したミズナラや
トドマツ・ダケカンバなどの枯木が見られます。
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クロユリ |
エゾカンゾウ |
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また、半島の先にある原生花園では、ハマナス・
クロユリ・エゾカンゾウなども見る事ができます。
野付半島は豊かな景観に囲まれています。
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四角い太陽 |
厳寒な時期だけに見られる不思議な光景があり
ます。
これは四角い太陽と呼ばれており、毎年2月頃
気温がマイナス20度以下にならないと見る事が
できません。
野付湾に面した「白鳥台」が最高のスポット!
「四角い太陽」の他にも「ワイングラスの太陽など
もあります。
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